ふわふわの羽に包まれた小さな体、こちらの目を見つめて首をかしげる愛らしい仕草、そして全身で愛情を伝えてくれる温もり。

小鳥と暮らしたことがない方は「鳥って本当になつくの?」と思われるかもしれませんが、一度その深い愛情を知ってしまうと、インコがどれほど人の心に寄り添ってくれる存在かに驚かされます。
こんにちは、当ブログを運営している「うにこ」です。私は医療関係の非常勤として働きながら、認定NPO法人TSUBASAが実施する「バードライフアドバイザー(BLA)3級」を取得し、夫のちばりよと、2020年生まれのコザクラインコの女の子「キキ」(現在6歳)と暮らしています。
キキはわが家にとって、単なる「飼い鳥」ではなく、大切な家族であり、娘であり、人生を共に歩むかけがえのないパートナーです。
今回は、インコが「優れたコンパニオンアニマル(伴侶動物)」と呼ばれるその魅力と、一生涯を共に寄り添うために飼い主が持っておくべき「覚悟」、そしてBLAの学びを通してお伝えしたい共生のポイントをお話しします。
インコはとても賢く、飼い主の感情を本当によく見ています。
だからこそ、迎える側の正しい知識と覚悟が大切なんです。
キキ:「」
キキは父さんお母さんが大好き!
うれしい時もイライラする時もあるけど、ずっと家族だよ!
1. インコが「優れたコンパニオンアニマル」と呼ばれる3つの理由
「コンパニオンアニマル」とは、単に愛玩するペットではなく、「人と心を通わせ、共に生きる伴侶」を意味します。
インコには、そう呼ばれるにふさわしい素晴らしい特徴があります。
① 感情豊かで、驚くほど人の心に寄り添ってくれる
インコは非常に知能が高く、喜び・甘え・嫉妬・好奇心といった感情を豊かに表現します。
飼い主が疲れて帰宅したときはそっと肩に寄り添って羽づくろいをしてくれたり、落ち込んでいるときは顔をのぞき込んで「どうしたの?」と声をかけるように寄り添ってくれます。言葉は通じなくても、心の波長を合わせてくれる温かさを持っています。


② パートナーへの深い愛情(特にラブバードの絆)
コザクラインコは、ボタンインコとともに英語で「ラブバード(Love bird)」と呼ばれています。
野生下でも生涯同じパートナーと寄り添い続ける習性があり、人間をパートナーとして認めてくれると、全身全霊で愛着を示してくれます。わが家のキキも、放鳥すると一目散に私たちの元へ飛んできて、手のひらの中でうっとり眠ってしまうほどの甘えん坊です。


③ おしゃべりや生活音でコミュニケーションがとれる
個体差はありますが、人間の言葉を覚えたり、生活の中の音を真似してコミュニケーションをとろうとします。
キキは自分の名前「キキ」や、スマートスピーカーを呼ぶ「アレクサ」、さらに「クシャミの音」まで真似します。
一生懸命に家族の輪に入ろうとするように感じられて、微笑ましく愛おしいものです。
2. かわいいだけじゃない!お迎えする前に知るべき「飼い主の覚悟」
インコとの暮らしは大きな幸福をもたらしてくれますが、命を預かる以上、決して「可愛い」「癒やされる」だけでは済みません。
お迎えする前に、必ず知っておくべき現実があります。
可愛い、癒される、には責任が伴います。
① 寿命は10〜20年。「長距離走」を走り切る覚悟
コザクラインコをはじめとする小型〜中型インコの寿命は、適切な飼育環境下では10〜15年、長生きする子では20年近く生きます。
これから15年後、あなたのライフステージ(進学、就職、結婚、出産、引っ越し、介護など)が変わっても、変わらぬ愛情と環境を提供し続けられるでしょうか。インコとの生活は、まさに「長距離走」です。
② 「病気を隠す」生き物であることへの責任
鳥は野生下で捕食される立場(被食者)にあるため、外敵に弱みを見せないよう「体調不良や病気をギリギリまで隠す」習性を持っています。
飼い主が「あれ?羽を膨らませてじっとしているな」と気づいたときには、すでに命の危機に瀕していることも少なくありません。毎朝晩の体重測定、糞の状態チェック、食事量の記録など、日々の細やかな健康管理を怠らない覚悟が求められます。
③ 発情過多・問題行動(噛み癖・呼び鳴き)と向き合う忍耐
インコはぬいぐるみではありません。発情期や換羽期(羽の生え変わり)にはホルモンバランスの変化でイライラし、強く噛んでしまったり、大きな声で呼び鳴きをすることもあります。特に女の子の発情過多は、無精卵の連続産卵や「卵詰まり(卵秘)」を引き起こし、あっという間に命を奪う大きなリスクになります。
わが家のキキも、生後7ヶ月での卵詰まりを経験し、その後も定期的な通院・ホルモン治療・飲み薬による発情抑制と長く向き合ってきました。思い通りにいかない時でも、決して愛鳥を責めず、獣医さんと相談しながら環境を改善し続ける忍耐力が必要です。
さいわい、キキは良い動物病院で素晴らしい獣医師の先生に恵まれ、5年は発情抑制できているので、減薬と注射の感覚を開けて安定しています。
3. バードライフアドバイザー(BLA)として伝えたい「共生の心得」
私がバードライフアドバイザー3級を受講し、キキとの暮らしの中で強く実感している「鳥と人が幸せに暮らすための原則」は3つあります。
1. 「鳥の飼育にたったひとつの正解はない」
飼育書やネットに書いてあることはあくまで「基本の目安」です。鳥さんは1頭ごとに性格も、体質も、噛む癖も、発情の引き金もまったく異なります。「本にこう書いてあるから」と型にはめるのではなく、「目の前の愛鳥が今どう感じているか」をじっくり観察し、その子に合わせたオーダーメイドのケアをしていくことが大切です。
2. 生態と本能を理解し、危険から守る環境づくり
インコの事故の多くは、人間の油断から起こります。
- 目を離した隙の「ながら放鳥」による事故(踏みつけ、ドアへの挟み込み、水没)
- 窓や玄関の戸締まり不徹底による「ロスト(迷子)」
- 中毒(アボカド、チョコレート、観葉植物)や布の繊維の誤飲
「うちの子は賢いから大丈夫」ではなく、「鳥の本能を理解し、飼い主側が100%安全な環境を整える」という意識が命を守ります。
3. 元気なうちから「鳥を診られる専門医」を見つけておく
犬や猫を診る動物病院はたくさんありますが、「鳥を専門的・本格的に診察できる獣医師」は決して多くありません。
具合が悪くなってから探していては手遅れになります。
お迎え前から通える範囲に鳥の専門病院があるかを確認し、定期的な健康診断に通うことが長生きへの一番の近道です。
また詳しく書きたいと思いますが、獣医師の先生とのコミュニケーションも大事です。
定期診断のなかで、状態や、こちらの方針を伝えながら、専門家の獣医師の先生と協力しあって、ヘアの最適化を目指し続けたいです。
まとめ:インコは愛した分だけ、全力で返してくれる最高のパートナー
インコを家族に迎えるということは、小さなひとつの尊い命を、生涯にわたって背負うということです。お世話の手間もかかり、温度管理や日々の健康観察、時には通院の負担も伴います。
ですが、そうした覚悟と深い愛情を持って接したとき、インコは私たちが注いだ以上の大きな信頼と愛情で応えてくれます。
仕事で疲れた日、ふとケージをのぞくと嬉しそうに駆け寄ってきてくれる姿。手の中で安心して目を細める温もり。インコはまさに、人生に寄り添い、喜びを分かち合ってくれる最高のコンパニオンアニマルです。
愛鳥と飼い主さんが、互いにストレスなく健康で幸せな日常を長く続けられるよう、これからも正しい知識とわが家のリアルな経験をお届けしていきます。
コザクラインコの特徴やお迎えに必要な基本準備については、こちらの記事でも詳しくまとめています。これからお迎えを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


記事が少しでもお役に立ったら嬉しいです。


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